エコキュートが凍結したときの対処法と予防策

更新日:

この記事の結論

  • 凍結したら、気温が上がって自然に解けるのを待つのが基本
  • 配管にお湯をかけて解かすのは破損のおそれがあり、メーカーが勧めていない
  • 凍結の時期はブレーカーを切らない(凍結を防ぐ機能が止まる)
  • 氷点下の前夜は、お湯側の蛇口から少量の水を流し、フルオートなら浴槽に水を残す

冬の朝、エコキュートのお湯や水が急に出なくなったら、配管の凍結が考えられます。このページでは、凍結したときにやってよいこと・避けたいこと、凍結を防ぐための準備を、メーカーの公式情報をもとに整理します。

予防の方法や水の出し方の目安は、メーカーや機種によって異なります。実際の操作は、お使いの機種の取扱説明書やメーカーの案内に従ってください。

凍結を疑うサイン

  • 冬の朝、外気温が氷点下になった日に、お湯や水が出ない
  • お湯だけが出ない
  • リモコンにエラーが表示される(例:パナソニックの一部機種ではF12、H94、コロナの一部機種ではE:14、E:28、U:2、U:3)
  • 日中に気温が上がると、自然に使えるようになる

エラーコードの意味は機種によって異なります。上記は各メーカーが凍結時の例として案内しているもので、同じコードでも別の原因の場合があります。

凍結してしまったときの対処

基本は自然に解けるのを待つ

凍結したときは、気温が上がって自然に解けるのを待つのが基本です。パナソニックは、給湯栓(お湯側の蛇口)を少し開いた状態で自然解凍を待つよう案内しています。

解けたあとは、水漏れがないかを確認してから使い始めます。

お湯をかけて解かさない

配管にお湯をかけて無理に解かす方法は、コロナが「配管やバルブの破損の原因になるおそれがある」として勧めていません。 急いでいても、熱湯をかけることは避けましょう。

ブレーカーは切らない

凍結の時期には、エコキュートの電源(ブレーカー)を切らないでください。機器は、凍結を防ぐためのヒーターや運転に電気を使っています。電源を切ると、凍結を防ぐ機能が働かなくなります。

なお、凍結によるエラーを解除するために、漏電遮断器をいったん切って入れ直す手順が案内されている機種があります(パナソニックの一部機種では60秒以上切ってから入れる)。これはエラーの解除のための一時的な操作で、電源を切ったままにするものではありません。

解けない・水漏れがある場合

長時間たっても解けない場合や、配管から水漏れがある場合は、配管が破損しているおそれがあります。販売店やメーカーの修理窓口に連絡してください。

凍結を防ぐための準備

外気温が0℃以下になりそうな日は、前の晩に次の準備をしておくと凍結を防ぎやすくなります。

給湯・給水の配管:水を少しずつ流しておく

お湯側の蛇口から少量の水を流し続けることで、配管の中の水が凍りにくくなります。水の量や設定はメーカーによって異なります。

メーカー 案内されている方法
パナソニック リモコンで湯温を「水」に設定し、給湯栓を開いて1分間に約200ml(コップ1杯程度)の水を流す
コロナ 給湯栓のレバーを最高温度側にして、1分間に約400ccの水を流したままにする

どちらの方法が合うかは機種によって違うため、取扱説明書で確認してください。

ふろの配管:浴槽に水を残しておく(フルオートの場合)

フルオートタイプの機種では、浴槽に水やお湯を残しておくと、機器が自動で浴槽の水を循環させて、ふろの配管の凍結を防ぎます。コロナは、循環口より10cm以上の水位を保つよう案内しています。

配管の保温材を点検する

配管を覆っている保温材(断熱材)が破れたり、はがれたりしていると、凍結しやすくなります。冬の前に点検し、傷んでいる場合は販売店に相談しましょう。

風の強い場所では対策を相談する

タンクが風の強い場所に設置されている場合、メーカーによっては別売りのカバーが用意されています。気になる場合は販売店に相談してください。

凍結しやすい地域での機種選び

寒さが厳しい地域には、寒冷地向けの仕様の機種があります。交換を考えている場合は、お住まいの地域に合った仕様かどうかを見積もりの際に確認しましょう。寒冷地仕様は本体価格が上がるため、費用の目安はエコキュート交換費用の相場も参考にしてください。

お湯が出ない原因が凍結以外かもしれない場合は、エコキュートのお湯が出ないときの確認手順を確認してください。

出典・参考情報